基本の基本
- 2020/10/08
数学をできるようにしてほしい。という高校生が毎年何人か入塾してきます。その様な生徒はテストの前に一生懸命 学校の問題集（4ステップ等）解いていますが、彼らは必ずと言っていいほど、テスト終了後「自分の解けない問題ばかり出た」と言います。また、高校３年生では 定期テストはできたのですが、模試や実力テストは全くどう解いていいかわからないといいます。数学が中学まで得意で高校の数学がうまくできない人は、まず教科書の例題・節末・章末あるいはチャート等の例題を完全にスピードをもって解けることをお勧めします。この基本を完全に固めることが大切です。（大工さんでいえば家を建てる前に道具の手入れをすることです。）このことを週末や休暇中に行えば、問題を解くときに何を使えばいいかが見えてきます。数学の得意な人は4ステップ等の単元ごとの問題をたくさんする中でも全体像が構築されていきますし、いつも自然と基本を思い出し、何を使えばいいかを考えています。しかし苦手な人はその単元の同じパターンしか解けないことに陥ります。根本がわからずただ手順を追いかけることになってしまっているからです。手順だけ覚えようとするので複雑なものや飛躍した部分は覚えれないといったことになります。教科書をきっちりと理解して解きこみ、その次に良問にあたり何がその問題の中に含まれているかがわかれば入試問題を解くことができてきます。基本問題(例題等）をスピードもって解いていれば、常に自分の道具の手入れすることになり、全体が把握できるようになってきます。点数だけに惑わされずにまずは基本。
